Criarity K2を使用していて、ベッドメッシュの差が結構気になったので調整していきます。
【3Dプリンター】ベッドメッシュ調整
まずこちらがベッド下の調整ネジを使用して機械的に調整した状態です。 4隅の高さは結構差が縮まってますが、真ん中が谷になっています。
高低差はなんと驚きの0.75mm
1mmまでもう少しじゃないですか……
そのせいか、ソフトウェアでオートレベリングされても実際に印刷すると場所によって定着不良が起こっています。
近すぎて1層目を削ったり……遠すぎて定着不良になったり……
というわけで今回はこの谷を調整していきます。
用意するのがこちらの耐熱アルミテープとカプトンテープになります。
なるべく幅が広いほうが面倒ではないともいますが、幅が広くなればなるほど微調整ができなくなります。
アルミテープがだいたい0.1mmで、カプトンテープが0.06mmです。
正直追い込まない限りカプトンテープは用意しなくていいかもしれません(用意はしましたが、結局まだ使っていません)
また3Dプリンターの機種にもよると思いますが、ベッドを加熱できるタイプのものを使っている場合は必ず耐熱アルミテープを使用してください。
通常のアルミテープだと接着面が熱で溶けて剥がれます。
テープが用意できたら、メッシュ上で凹んでいる箇所にアルミテープを貼っていきます。
貼り終えたら、再度ベッドメッシュの計測を行って、また凹んでいる箇所にアルミテープを貼るを繰り返していきます。
なるべくシワなく貼るのがいいのですが、アルミテープ自体固く、うまく貼れなく多少しわになると思いますが、あまり神経質にならずにやったほうが精神上辛くないです。
自分の場合は5〜6回ためして上記のような形になりました。
最終的なメッシュはこんな感じで、細かく波打ってはいますが、高低差が約0.3mmまで縮まりました。
ただK2の純正ベッドの場合、素材的に熱膨張による変形が起こりやすいようなので、使うたびに約±0.05〜0.1mmくらい変動します……
実際に調整を一度も変えずに数日後にメッシュを見てみると約0.23mmになってたりしてます。
その逆で0.38mmとかになっているときもあります。
もしこの辺が許容できない、もっと切り詰めたいという場合は海外のr3menから熱膨張に強く、約0.1mm以下で安定するベッドが出ていますので、そちらを選択するのも一つの手かと覆います。
ひとまず自分は今回のほうでも0.3mmくらいで落ち着いているので一旦様子見します。
調整後は印刷位置による品質差が結構落ち着きました。