ubuntu 20.04 LTS Serverが2020年4月24日にリリースされました。
現在ブログ等で使用しているvpsのubuntuが19.04なので、今回はそれをアップグレードした備忘録を残しておこうかと思います。
なお、SSH接続でのアップグレードは不備が発生する可能性があるので、コンソール接続でのアップグレードをおすすめします。
アップデートマネージャーを導入
ubuntuのアップデートを行うためにアップデートマネージャーをインストールします。
過去にアップグレードをしている場合はすでに導入されていると思います。
$ sudo apt install update-manager-core
19.04を19.10にする
まずは20.04LTS
へアップデートできるのは18.04 LTS
もしくは19.10
となっていますので、現行バージョンを19.10の最新状態にし、不要なパッケージ等は削除しておきす。
$ sudo apt update
$ sudo apt -y dist-upgrade
$ sudo apt -y autoremove
アップデートマネージャーの設定を確認します。
設定ファイルは/etc/update-manager/release-upgrades
です。
まずはLTSではなく19.10へアップデートするため、設定値はnormal
にします。
- Prompt=lts
+ Prompt=normal
次に更新があるか確認を行い、19.10が見つかった場合更新します。
$ sudo do-release-upgrade -c
$ sudo do-release-upgrade
必要に応じてy
やEnter
を使用して進めてください。
アップグレードが完了したら再起動をしてバージョンが19.10になっているのを確認してください。
19.10を20.04 LTSにアップグレード
最後に20.04 LTSにアップグレードを行います。
アップデートマネージャーの設定をnormal
からlts
に変更します。
- Prompt=normal
+ Prompt=lts
その後、同様に更新を確認して20.04 LTSが見つかったら実行します。
$ sudo do-release-upgrade -c
$ sudo do-release-upgrade
完了後、再起動して20.04 LTSになっていることを確認してください。
ちなみに自分の環境では各アップグレードに30分ほど要しましたので、比較的アクセス数の少ない時間にやるのをおすすめします。