HOTOの4wayクリーナーを2種類購入しましたので、簡易レビューです。
【HOTO】4WAY小型クリーナー2種
これはHOTOから出ている充電式の掃除機とエアダスターが一緒になった製品です。
内容物
左側がSEで右側が無印になります。
パッケージに記載してある名称はどっちも日本で商品展開されている名称とは違うんですね。
内容物はこんな感じ。
付属品は基本的にどちらも同じものがついてきます。
説明書だけ無印のほうが多言語で書かれていますね。
付属の説明書には日本語はありませんが、公式サイトの各製品ページには日本語の説明書のPDFが配置されています。
付属品
掃除機用とエアダスター用でいくつかのアタッチメントと充電用のUSBコードがついてきます。
USBコードはA to Cになっています。
アタッチメントは吸引側、排出側どちらもコネクターの形状が同じためどちらにも取り付けることができますが、まぁ基本的には逆につけて使うことはないと思います。
むしろ間違えてつけて使用してしまわないように、ここは別の形状のほうが良かったと思います。
ちなみに写真左のやつは吸引コネクターらしいのですが、いまいち何に使うのかがわかりませんでした。
市販のホースかなにかを接続する場合用なのかな?
掃除機のダストカップは吸入口が逆流防止弁がついているので、中のゴミが外に漏れることはあまりなさそうです。
内部にはフィルターがついており、本体側にゴミが行かないようになっています。
ただダストカップ自体が大きいわけではないので、ゴミの収納容量はそこまで大きくありませんので、使うたびにこまめに中身を捨てたほうがいいです。(そのまま複数回使っていると、抵抗になり吸引量が落ちたり過負荷で停止します)
また付属するフィルターは1個だけで、消耗品なのでいくつか予備を購入しておいたほうがいいかもしれません。
ダストカップの先端には可動式のバキュームヘッドを取り付けることができ、通常のヘッドとブラシの2種類で掃除をすることができます。
ブラシの形状は至って普通で特に特徴はないです。
ただダストカップへの取り付けがただ突っ指すだけなので、保持力が若干弱いです。
通常使う分には困りませんが、ブラシと通常ヘッドを変更する際にダストカップから外れやすく、個人的には取り付けたらテープで固定したい感はありました。
排出側のアタッチメントとしてはショート・ロング・スイムリングのエアーバルブがあります。
スイムリングは先端が左右から空気が排出される形状になっており、直進の排出ではなくT字型に排出されるようになります。
使い道は不明です。
個人的にはロングノズルだけ使ってても特に不便はなさそうでした。
あと忘れてましたが、収納袋もついてきてました。
これは大きさ自体は同じですが、SEと無印では別のものが付属しており、SEのほうは普通の巾着袋みたいな物がついてきて、無印のほうでは防水っぽい素材のものがついてきています。
本体
本体の方ですが、色が違う点以外は基本的には寸法・形状・操作方法は同じです。
SEは白っぽいですが、正確にはライトグレーっぽい色味です。
無印のほうはブラックですね。
どちらもマットな質感で安っぽさは感じられませんでした。
形状で違いが見受けられたのは、吸入口の方のメッシュ形状です。
どちらもスリット状のパーツの奥に金属製のメッシュ上のパーツがあり、埃の誤吸引を防止対策がされているのですが、SEのほうがメッシュが細かいのに対して、無印のほうが大きめになっています。
吸引時の抵抗に差が出てきそうな箇所ですが、メッシュが細かいほうが埃は入りづらいです。
充電は吸引側にUSB-C端子が用意されており、どちらも約2.5時間で充電が完了するようです。
バッテリー容量はSEが1950mAhに対して、無印のほうは1900mAhと若干の違いがありますが、ほぼ誤差ですね。
重さに関してはSEが327gに対して、無印が367gと約40gほどの差があります。
使用感
さて、使用感に関してですが、どちらもボタンを長押しでON・OFFになり、ONの状態で短押しすると強弱が切り替わる仕様です。
電源ONにした状態では最初は強モードで起動します。
ただ電源OFF時の挙動には差異があり、SEは惰性でモーターの徐々に回転数が落ちていくのに対して、無印のほうはアクティブブレーキが搭載されているのかピタッと停止します。
後ほど比較しますが、カタログスペック上パワーに差はありますが、SE・無印どちらも掃除・エアダスターとして使う分にはあまり困りませんでした。
ただ庭の落ち葉を吹き飛ばすみたいな、広範囲のスペースでなにかしたい場合は効率の点で向いていないと思います。
あくまでデスクなどの小・中範囲のスペースで使う製品だと思います。
使ってて気になった点としては、上述したように、電源操作が長押しなため、ON・OFFに時間がかかるのと、毎回強モードから起動するので弱モードしか使わない場合はいちいち長押しのあとに短押しが必要になるという点ですね。
電源ON・OFFが短押し、最後のモードを記憶しておいてくれるとうれしいのですが、いろんな電動エアダスターを見ましたがだいたいこの仕様です。
SEと無印の違い
さてこの2種類の製品ですが、決して安い製品ではなく卓上クリーナーとしては値段はそこそこします。
参考までに定価でSEが9,800円、無印が13,500円です(2025/12時点)
価格差としては約3,500円ですね。
付属品も同じものがついてくるこの2種類では一体何がちがうのでしょうか。
公式にも一応記載がありますが、下記に簡単に表を記載しておきます。
| SE | 無印 | |
|---|---|---|
| 価格 | 9,800円 | 13,500円 |
| 最大吸引力 | 12,000Pa | 15,000Pa |
| 流量 | 400L/min | 500L/min |
| 風速 | 30m/s | 22/m/s |
| 重量 | 約328g | 約356g |
全体的にパワーが強いのが無印で、少しスペックダウンしたのがSEって感じですね。
ただ風速だけはSEのほうが早いようです。
上述のように吸引側のメッシュサイズにも差がありますが、使ってみた感じですとパワーなど正直違いはあまり感じられず、SEでも特に困るという場面がないため、こだわりがない場合はSEで良いかと思います。


