【EVOLUTION GEAR】2社のscopeswitchマウントを購入したので比較【HOLY WARRIOR】

エボギアとHOLY WARRIORのscopeswitchを購入しましたので、簡単にですが比較レビューしようかと思います

基本的には上もしくは右がエボギア、下もしくは左がHWで写真を撮っています。

※エボギア製は未使用/中古購入、HW製は新品で購入しました

レビュー

エボギアですが、本家のANTIMATTER社のscopeswitchを忠実に再現していると思います。

モデルはスコープ径が30mm径のモデルになりますので、34mm径のスコープは取り付け不可です。

ダイヤルリングのスペーサーは3枚付属して調整幅がありそう。

全体的にマットな質感に仕上がっています。

対してHWですが、こちらは独自デザインとなっているようです。

ただマウントリングのスペーサーが付属しているので、スコープ径は30/34mmのスコープに対応しています。

ダイヤルリングのスペーサーは2枚付属してエボギアよりは調整しずらそうです。

また、スイッチのパーツがなぜか予備も付属してました。

表面の質感はつるつる……というほどではないですが、マットかといわれると半マット位な感じでエボギアのほうが質感はいいですね。

長さを比較してみると、エボギアのほうが基部とスイッチ部の必要スロット数が少なく、HWのほうが必要スロット数が多いです。

スペーサーを含めた長さとしてはスペーサー自体はHWのほうが短いですが、上述のように基部とスイッチ部が長いので、全体的にはHWのほうが長いです。

ただ、スイッチ部が長い事自体は一概にデメリットとは言えないと思います。

というのもスイッチの可動域自体が異なっているので、HWのほうがスコープの倍率回転距離を長く確保できます。

また、スイッチ部の滑車部分にワイヤーを通して反転させる仕組みなのですが、エボギアのほうは滑車部に被るように固定用の六角が配置されているため、ワイヤーが滑車から外れる心配が少ないです。 対してHWは特に何も対策されていないため、取付時など、滑車からワイヤーが外れやすいです(地味にめんどくさい) ただし、本家はHWのように特に滑車に被っているわけではないようなので、エボギアのほうはすこしユーザーフレンドリーに改良されていたって感じでしょうか。

よく見ると滑車のサイズも異なっており、エボギアのほうが少し大きいです。

ワイヤーはHWがただの極細ワイヤーに対して、エボギアは被覆付きですので、錆などはある程度防止できそうです。 ワイヤー径はエボギアのほうが細いようなので、耐久性はHWのほうがあるのかな?(被膜がついててもHWよりも細い)

スイッチ部はエボギアは金属製、HWは樹脂製でした。

また、スライド部のガタですが、エボギアのほうはあまりなく操作に悪影響はなさそうな反面、HWのほうはそこそこぐらぐらしているため、ワイヤーに無駄な負荷がかかりそうです。

マウント部分ですが、高さや長さはほぼ同じですが、HWよりもエボギアのほうが基部が短い分、取り付け自由度はエボギアのほうが少しだけ高いです。

ただ、上述したようにエボギアは30mm径のみの対応なため、34mm径のスコープを使う場合はHW一択になります(もしくは実の34mmモデル)

エボギアのほうはオフセットマウントが付属するので、オフセットマウントを別途用意しなくてもピカティニーレールを用意できるのはいいですね(自分は横に斜めのオフセット派ですが)

ダイヤルリングにワイヤーを止める板はエボギアは黒、HWは特に塗装などはされていない感じです。 固定用のビスはエボギアは六角ですが、HWのほうはプラスネジなのでネジなめが少し怖いです。

ダイヤルリングはエボギアのほうは内側がくぼんでいますね。(HWと本家はくぼみはなさそう)

これはスコープのハンドル部分が盛り上がっているところを逃がすためと思います。 写真はVector OpticsのForester gen2ですが、結構ハンドル部の土台が盛り上がっています。

HWのほうはスペーサーを駆使してもこの土台が邪魔できれいに中心にセットできなかったですが、エボギアは窪みに土台の出っ張りを逃がせたので中央にセットしやすかったです。 これの中心軸がずれるとスイッチで回転させたときに回転位置によって必要な力が変わってきてしまうようです。

総評

価格はエボギア>HWですが、それに伴って品質もエボギア>HWって印象でした。 どちらを勧めるかと聞かれたらエボギアを勧めますが、34mmスコープを使っていないことを祈るだけです。

エボギア製

メリット

  • 本家のデザインを忠実に再現している(ただし完全再現ではなさそう)
  • 品質が高い
  • 操作性が安定している

デメリット

  • 34mm径スコープ非対応
  • スコープによってはズーム率をすべて使用することが不可能
  • HW製よりは高い

HOLY WARRIOR製

メリット

  • 30/34mm径のスコープに対応
  • エボギア製よりは安い

デメリット

  • ワイヤーが少し太いため若干硬い
  • 操作性があまり良くない
  • 本家とは別の独自デザイン(一概にデメリットとは言い切れないとは思うけど)

どちらの製品でもワイヤーは消耗品と考えたほうが精神衛生上は良さそうです(どのみちホムセンで安く買えるので)

てことで、自分は手持ちのMWSにエボギアのほうを載せました。スペーサーは未採用で、ショートスコープはVector OpticsのS6を使用。1-6倍ですが、エボギア製を使う場合は1-5.2倍程度が限界でした(取り付け角度をずらせば1.8-6倍)

HW製のほうはとりあえずしまっておきます。

ちなみにですが、公式のインストール動画を見てみると、スペーサーはいい感じの位置でぶった切って使えって言ってるようですね……(まぁわからなくはないんだけど……)

コメント

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